2015年03月23日

製粉機の修理してました。

売上の伸びない3麦乾麺ですが、第3弾の製造をするべきかどうするか決めかねておりました。
乾麺用に使える麦はまだ相当残っているので、何とか現金化していかねばならず、100%自家栽培の小麦を使った乾麺は本来ならば魅力的なはずなのですが、県産の小麦を使って作って販売していたものと比べるとなかなか売上が伸びません。食の安全から言うとこれ以上のものはないと自負していても売れなければどうしようもないのです。

乾麺製造をどうしようか悩んでいた頃ちょうど味噌作りの講習会が有り、愛知県幸田町から来たひだまりさんが評判よくてすぐに売り切れましたよ。
お店のメニューできんぴらの三麦乾麺の釜揚げを出したそうで、なるべくうどんの風味を活かすためにあえてシンプルにしてみたとの事、ゆで残った鍋のゆで汁も飲む方が多かったし、食べた方のほとんどが店売り用においておいた乾麺を買って行かれたそうだ。
もうきんぴらに在庫がないと思ってお客様には来年までありませんと断っていたそうだ。
ぜひ第三弾を作って欲しいと言ってもらったという訳で、ハナマンテンと黒麦とライ麦のフレンド粉で作る三麦乾麺を作ることにしたわけです。

じゃじゃーん、
ところが製粉を初めて後ハナマンテンを25キロほど製粉し終えたらというところで製粉機から大きな異音発生。
原因ふめい、
1年ほど前にも同じ症状がでたのだけれど、すぐに音が収まったのでそのまま今日までまた使っていたのでした。
今回は収まる様子もないので、思い切って分解掃除をすることにしました。
取扱説明書なるものはないので、兎に角ネジを全て外していくと理解して始めたわけです。

   

回転軸を外して薄の部分が外せればなにか硬いものが出てくるのではないかと進めていったのですが、どうもネジを全部外しても臼の部分が軸と一緒に外すことが出来ませんでいした。

 

台座から外してひっくり返してと思ってネジを外しだしてのだけれど、この部分はどうも隠れボルトはフリーになっているらしく、このネジ緩めることはやばそうだってんですぐ締め直しをして、他のネジを外すことにした。



もう一つしたの台座のネジをゆるめて外しにかかる。

 

粉の出口や入口を下にして軸を回転させていると薄っぺらな丸い金属板が出てきた。
これか・・・。

ここまでたどり着くのに5時間も掛かってしまった。
組み上げはあっという間だった。
ただ壊した時よりも良くしたい思いで部品の拭き掃除と新しいグリスや油の注入など、それからプーリーへのVベルトの掛り角度が今までずれているのが気になっていたので、モーターの台座ネジをゆるめて設置角度も直すこともしました。

今日はもう疲れたので、明日から製粉作業再開です。
  


Posted by きんぴら農園長1 at 16:20Comments(0)機械

2014年11月07日

籾すり作業始めました。

お米の注文も入り始め今朝から籾すり作業に入りました。
今のところその全部が玄米の注文です。
今年の物は粒も小さい上に未熟米も多くそのせいか籾殻の取れないものがどうも多い傾向となっています。
今年から使い始めた選粒機を通しても籾付き玄米を外すことが出来ませんでした。

これが白米での精米だと選粒機に掛けなくても全く問題なく行っちゃうのですけどね。


選粒機なのですが、やけにギーギーと大きな音を立てるようになってきたので一度分解掃除とオイルを指しをしました。


   

籾殻がいっぱい出来るので燻炭作りも同時に進行します。
ちょっと庭の花に目をやると野紺菊がきれいにほほえんでくれます。

さて製粉作業の現場などをたまにはお見せしましょう。

  

60ワット相当の明るさの中での作業です。
暗いので画像がぼけますね。
そういう訳で頭にはヘッドライトなるものを付けて作業をしています。



結局選粒機に掛けてきれいにした物では、気に入らずもう一度もみすり機に通すことにしました。
すくいのひしゃくですくって上面に1つでも入らないようにしたいのです。
ネットでこのもみすり機の扱い方の情報を集めにいったん作業中止。
編み目の角度調節と入り口の大きさ調節と風の調節を様子を見ながらしたところ何とか籾付き玄米の混入はなくなりましたが、玄米そのものも小さい物がはじかれるようになりまたまた目減りすることになりました。



一番最初に吊した干し柿を休憩に1つ試し食いします。
甘みと渋みが微妙なバランスで楽しい味でした。

なかなか進まなかった籾すり作業も夕方暗くなる頃にはやっと目処が付き注文分をこなすことが出来ました。



蔵から外に出てみれば真っ暗でして、上り始めた赤い月が木の陰にありました。  続きを読む


Posted by きんぴら農園長1 at 18:55Comments(0)機械

2013年08月04日

7月は大変忙しく、パン窯は故障し。

実は7月の初旬に農園パン屋きんぴら工房のテレビ放映がありました。
そのおかげで首都圏から多くのパン発送の注文がありました。
ご注文を頂いた皆様ありがとうございました。

1週間はお休みなしで店長も農事を後回しにして振るにパン製造と発送に家族で追われていました。
8月に入ってやっといつもの製造ペースに戻り、農事の時間も予定通り取れるようになりましたが、畑はますます雑草畑になっていました。

毎日大量製造と発送に追われた訳ですが、7月のはじめは猛暑続きで、どうしても発酵オーバーになり気味で大変苦労していましたが、中旬から朝晩の冷え込みがきつくなり今度は発酵不足気味となりこれまた苦労日が続いた訳です。
毎回ベストなパンを作りたい思いとは反する日もありましたが、何とか乗り切りました。
そしてこの7月ほど生地の発酵管理が出来るドウコンディショナー(冷凍から保温までの温度と湿度管理)があったらなと思ったことはありませんでした。



さて、話は変わりますが、5月のイベントの時からガス窯の点火が着いたり着かなかったりとおかしかったのですが、だましだまし先日まで使えてきたのですが、ついにどうやっても火がつかず窯が使えなくなってしまいました。
この春先にも下段の下火が着かなくなってしまいメーカーに修理して貰った。部品交換の作業だったが出費が結構な金額となり次回はどうしようかと心配になっていた。

今回は下段の上火が着かなくなってしまった。地元の業者にこの窯の修理を頼んでみたが、そのメーカーは扱っていないと言うことで断られてしまった。
電話でメーカーに正直に問い合わせてみた。
「修理代を安く抑えたいので、部品交換を自分でやろうと思いますが、部品と直し方の取扱説明書を送って貰うことは出来ませんか」
「以前にもそういうお客さんがいて自分で無事に直せたので、中野さんならきっと大丈夫だと思いますので、送りましょう」「もし、判らないことがあったら私の携帯に電話を入れて下さい」
快い対応をしてくれた。
翌日午前中に電磁弁という部品2個と交換手順の説明用紙が届いた。

午前から農事作業をしていたが、畑に克子さんが部品が届いたことを教えに来てくれて急遽その日は修理工となった。
無事交換が終わって日の着火確認も終わりその日は終わったが、次の日のパン焼き作業の時に130度まで上がったところで火が消えてしまった。直っていなかった。

上火が着かないので下火だけなので、下に鉄板を厚く敷いてその上でパン焼きを行った。排気ファンの回転を緩めてこない温度が均一になるようにしてなんとか乗り切った。
またメーカーに電話を入れてアドバイスを聞くと、「原因は判らないですが外を囲っているパネル板を外して電気装置基板の温度が上がらないようにしてもう一度スイッチを入れてみてくれますか」
やってみると今度はちゃんと250度まで温度が上がった。
「直りました。がそんなにでりけーとなものなんですか?」
電話口の向こう側で沈黙が少しあってから、判りませんねと言葉が返ってきた。

パネル板の通気口のほこりをほうきで払ってから取り付けて一段落となった。

後は今回の請求書が楽しみとなっている。  
タグ :ガス釜修理


Posted by きんぴら農園長1 at 20:55Comments(0)機械

2013年02月21日

伝票出しのドットプリンタ壊れる。

もう8年近く昔の話しです。ハードオフでジャンクとして置かれていた2500円のドットインパクトプリンター、ジャンク品としては使えそうな値段と容姿に惚れ込み購入しました。エラーランプが着くことも有るのですが、叩くとランプが消えて作動オッケイとなる商品でして、癖を知ってしまえばこちらのもの、だましだまし使えていました。ところがこの厳しい寒さの中用紙の引き込みと印刷位置の設定が狂うことが多くなり、ついにこれはダメかとなりました。伝票は手書きをしていたのでは大変手間がかかります。特に商品名を一つ一つ書き出していたら20種類近くあるものだから、それも5件分手書きとなったら品名書くだけで40分は掛かってしまいます。それでもこのプリンターがなかった頃はそれをやっていたのですから、今思えば大したもんだと関心もするのですが・・・・。もう後には戻れません。


外に出したプリンター、長い間ご苦労さんでした。

それにしてもどうしてこの秋から冬はこう出費が多いのだろうか。毎日の石油代もままならないというのに、高額なプリンターが壊れるとは。ボヤキで済むならいいがどうしても必要な物は買わないと仕事にならないのだ。
ドットインパクトプリンターは安いのは3万円くらいで新品が買えるのだけれど、1台目は新品を購入して5年くらいで壊れたものでして、2台目は今回のジャンク品で8年。ネットでメーカーによる善し悪しがあるのかと思って調べてみたところ、どうやら性能というのはメーカーではなく値段だということが判った。今回は高くてもいいものをと思いこれまた知れべてみると30万円近くするのでまあ口をあんぐり開いてそのまましばらく閉まらないわけです。
おなじみのオークションで探りを入れてみると事務機械専門の会社で出品していた物が見つかった。29万円相当のものを中古で1万円というのがあった。どこかの会社が潰れて出たのだろうか全く同じ機種で5個出ていた。程度もとてもいいものだった。


箱から出して事務所のテーブルに出した新しいプリンター、重さが20キロ近くあってやったら重く感じた。ところが取説がないので2000なんぼか出してサービスセンターから取り寄せないと、どうにも使えない。


  


Posted by きんぴら農園長1 at 20:25Comments(0)機械

2012年09月11日

電子レンジの修理をしました。

自宅とお店にある電子レンジは年代は違うものの同じデザインの同じ物を使っています。実は農事ボランティアに来ていたみゆきさんが引越しをする時に2台あるから一ついらないかと声をかけてもらいその時にもらったものです。操作が簡単で使いやすかったので、お店のが壊れた時に同じ型のものを購入したのでした。ところが新たに購入したレンジは変な機能が加わっていました。チーンという音がなって用事を済ませてもそのあと1分間電気が入ったままの状態で待機しているのであります。「なんで電気が切れないんだ」いくら考えても理解できないのであります。

今回自宅のエコキュートを取っ払ったので、それを機に冷蔵庫とかを始め家電品の移動をしたのですが、それからレンジのターンテーブルが回転しなくなってしまったのでした。そこを開けて薄型モーターをみてみると故障したようです。これはお店のボディーを廃棄してモーターをこちらへ移して使うに限ると思ったのでした。自宅には息子が新潟で一人暮らしをしていた時に使っていたものがとってあるのでそれを使うことにしました。


同じだけど微妙に違う。何も変える必要ないのだけど、何かしないではいられないんだなきっと。



一方はそこが蓋になっていてネジで開けることが出来るのだけど、もう一方は缶切りで切り開いて中のモーターを取り出した。

使った工具はプラスドライバーとトンカチと缶切りだった。  


Posted by きんぴら農園長1 at 20:28Comments(0)機械

2012年03月03日

おかしい、どうしたんだ。追記あり。





本日のパン焼きは穂高の有明でお蕎麦屋さんをしていたふじもりさんでフリーマーケットが開かれるというので、そこへ出店するためのパンも焼いていた。開店時間に合わせるために早朝3時より作業に入っていたが、8時ころよりどうもおかしい。分割作業をしている店長は成形と焼きを息子に主やってもらうので、ホイロや釜の方には全く関わっていなかっった。最初に焼けてきたパンから冷やすための棚におき始めたので、分割作業も終えて袋作りに入った。
後から分割していた分の発酵を見ようとホイロのドアを開けてみると暖かさがないのだ。35℃設定なのにどうなってんだ、上部に付いているファンも回っていない。電熱線のある下部の鉄部に触ってみてやっと判った。電気が来ていないようだ。遂に中古で購入して長いこと使っていたホイロが壊れたかと。ドアのネジもところどころ外れて締りも悪いし、ファンもたまに止まってしまってることもある。一番ひどいのはドアの中にある断熱材に使われている木が腐っていることだった。今の時代断熱材に流石に木は使っていないだろう。自分の代でパン屋をやめる気で居たので、新しい器材を購入する気に離れなかったが、息子がパンのことも暫くは関わりそうな気配充分なので、あと10年くらいは続くだろうか。中古でもう少しバージョンアップしたホイロを探そうかと思っていた。
・・・・・そんな事を考えながら小型電気暖房機をホイロの中に設置して11時ころからやっといつもの作業の形になった。

さて、夕方近くになって来て明日パンを少しだけ焼こうとなってミキサーのスイッチを入れてみたら動かない。
200ボルトの電気が午前中から来てないのかい。配電盤を開けてみてブレーカーが落ちていないのを確認してから中電に電話を入れてみた。停電にはなっていないようだ。なにか試して電気が通じることってあるのでしょうかと聞いてみると、メインのブレーカーを一旦落として入れなおしをしてみると直ることが稀にですけれどありますと…ほほう、なるほど、接触不良ってやつだな。素直にやってみると一発で通電したわけで、中古であれ新しいホイロがこの店にやって来ることはまた先になったというお話でした。

追記 6日
やっぱりおかしい。又電源が落ちているじゃないか。ブレーカーのスイッチを入れ直すと復帰するがホイロのスイッチを入れるとまた切れてしまうことが判った。ホイロにはファンと温度と湿度とそれぞれ1つずつスイッチがあるので、1つずつ確かめながら入れてみた。すると湿度のスイッチを入れると漏電のためにブレーカーが落ちることが判った。という訳でお湯はり天板を一番下において湿度を確保することにしました。まだ買いませんと言うより買う必要はないと判断しています。  


Posted by きんぴら農園長1 at 17:02Comments(0)機械

2011年11月13日

新しい冷凍庫が来ましたので、

サンヨーの700リットルの冷凍庫がやっときた。お店の倉庫に置きっぱなしだったかぼちゃのストック作業を始めた。





かぼちゃはあくまでもオーブンで焼きます。焼きかぼちゃはつまみ食いすると癖になるので辞めましょう。





ビニールに1キロずつ詰めてマイナス20度の冷凍保存をします。ずいぶんほったらかしている間に7個ばかりのかぼちゃが腐っていました。あーもったいないことした。約4時かん掛けて全部のかぼちゃを冷凍保存しました。一年間のスナフキン分のかぼちゃはない感じがしました。  


Posted by きんぴら農園長1 at 22:01Comments(0)機械

2011年10月28日

ええ~!壊れちゃったのかい。

かぼちゃの収穫が終わってからボチボチとオーブンで焼いては冷凍ストッカーに溜め込んでいた。やっと半分くらいまで保存したかと思っていた矢先、息子がかぼちゃが水浸しになっていたという。よく聞いてみると仕込みに使うかぼちゃをだそうと冷凍庫を見たら電気が切れていたという。全部出して他の冷凍庫に移しておいたけど・・・。次の日に様子を見てみるとコンセントが抜けていたのではなくて冷凍庫そのものが壊れてしまっていたというわけだった。かぼちゃのストックの仕事ができなくなってしまった。何処かのリサイクルショップかセールスに何度も来ていた業者か、それとも最近頻繁に利用するようになったネットでの購入にしようかと今思案しているところなのです。
業務用の冷蔵庫冷凍庫は8年くらい前からやけに省電力をうたってのセールスが多い。資料を見ると50%も電力を節約するなどと書いてある。車の燃費もそうだが謳い文句をそのまま実際と思ってはいけない。それなりの環境や使い方をしてこそのデーターであって、粉の舞い上がる仕事場や冷蔵庫の冷媒装置などの掃除を豆にこなせない我がお店ではそういうデーターは全く当てにはならない。しかし、中古で10年も前のものを半値で買ったとしてもお得感はないのかもしれない。故障した時の修理代は相変わらず高いものになるし、電気使用量は省電力ではないし、古さも上乗せされさらに効率悪く電気を使うだろう。
新品の値段をネットで調べてみると凄いものは90%も安くなっている。メンテナンスのことは何も触れていないので、壊れた時は地元の業者に頼るしかない。ほかで購入したものは直しませんといった古い考え方をしている業者は最近は見なくなったが、しっかり修理代金を取られることを覚悟しないといけない。今まで20年以上使ってきたが業務用はほんとうに故障が少ない。中古で頂いた業務用冷蔵冷凍庫は業者のセールスマンがメンテナンスしに来て庫内のファンの音とパッキンの緩みを見て、あと1年くらいで壊れそうですねといった。それから2年間壊れた時には安く直しますということを含んだサービスメンテナンスを頼んだが、なかなか壊れないのでそれをやめてみた。が、未だ一向に壊れる気配はない。だから壊れることはめったにないのだからできるだけメーカー品の新品を安く購入するのが一番いいのではないかと考えている。  


Posted by きんぴら農園長1 at 08:33Comments(0)機械

2011年05月13日

またまた新しいハンドミキサー購入しました。


小泉・パナソニック・東芝・フィリップス・タイガーと今までハンドミキサーは良いものでないと半年も持たない。最後のタイガーの製品は重くて頑丈に出来ていたのでこれならと思っていたが半年持たなかった。モーターや部品に何も問題はないのだが取付部分のプラスチック部分が弱いらしくその部分が広がって空回りをしてしまうようになってしまった。なかなかいいものと出会わない。今度はイギリスのメーカーのもので使用電力の大きい物を選んでみた。値段は7000円くらいで国産のものとあまり代わりがないが使い過ぎによるモーターの故障をなくすためにブレーカー機能が付いている。パナソニックも東芝もモーターが壊れていたのでその点は安心だ。まだ一度も使ってはいないが、これからまたケーキを作るのに大いに活躍を期待している。  


Posted by きんぴら農園長1 at 07:47Comments(0)機械

2011年01月29日

パンミキサーメンテナンスこれで安心。



この大きなスパイラルミキサーは20年は使っていると思う。色々とメンテナンスに付いてはいわくつきである。買ったところはサンコー機械である。買ってから1年目にグリスを入れないといけないと思いメンテナンスの仕方を電話で聞いたところ、メンテナンス担当者が電話口に出て、「グリスを注す必要はなくノーメンテナンスだからそのまま使っていて構わない」と言った。その言葉を信じて5年ほど経った時にお手伝いをしてくれていた友達が久しぶりに顔を見せてくれて、「ミキサーの音がずいぶんうるさくなったね」という。それまで気付かなかったがやっぱり・・・うるさくなっているのかもしれないと思った。昔から動力を使っている機械でグリスやマシン油を使っていないものとは出会ったことがなかったので、念の為にカバーを一度も外したことがなかったが外して中を覗いてみた。なんとグリスを指すところが3箇所見つかったではないか。
しかしながら底で大きなボールを回転させているところにあるその注し口はやっと手がとどくところにあり、40センチくらいの長い注し管では届かなかった。この機械をメンテナンスするためには釣り上げて下からグリスを指すしか方法が見つからない。
いつか車のジャッキか何かで30センチほど持ち上げて頭と腕を入れてグリスを注さなければと気になっていた。
念願の思い、本日実行となった。が、持ち上げては落とし持ち上げては落としでうまくいかない。葉くんが「いっそのこと穴をあけたら」という。店長もメンテナンスの度に苦労するのは嫌なので、これから先のことを思ってメンテナンス用の穴をあけることに賛成したというわけだ。家にあるこの間鉄筋の入ったコンクリート製U字溝を切断するために買った刃を付けたグラインダーを持ってきて早速作業に入った。



すごい音だ。結構厚い鋼板である。



3時から戦いをはじめて5時少し前にやっと穴が開いた。疲れたので片付けと移動は明日にすることにした。

追記30日
朝9時からボチボチとミキサーの下に挟まれてしまったジャッキーを抜き取ったり、開口部の切り口にやすりを掛けたりと最後の仕上げとなった。どうせお店にいるのだからと11時にはお店をオープンしながらの片付け作業となった。下部の開口部から中を覗くとグリスの注ぎ口がなんと2箇所あった。今まで手探りで1箇所あるなと認識していたのに、間違いだった。グリス注入機のハンドルを20回も握ってやっと接合部からグリスが持ち上がってくるのが見えた。油切れもここまで来ると寿命もずいぶん短くなってきてるのだろうなと想像がつく。どうりで動力音もうるさくなるはずだ。
グリスも注入して元の位置にしっかり戻してさて調子は良くなったかいなとスイッチを入れてみたところ、なんとも動かないではないか。ブレーカーでも落ちてしまったのかと中にあるブレーカースイッチをみな調べてもなんともない。動かなくなってしまった理由がどうにもわからない。
明日の午後からミキサーを使うのだがこのまま使えない状態が続くとしたら大変なことになってしまう。
慌てて三幸機械へメールを入れておいた。

追記31日
昨日のパンの売れ残りを友だちに送ってあげようと朝早くからお店に行って箱詰め作業をしていました。電話が9時頃掛かってきました。三幸さんからでした。電話で指示して治るようならと電話でのやりとりをしましたが、やはりそう簡単なわけにはいかないようで、これからありったけの部品を積んで高速を走らせてきてくれることとなりました。午後3時40分ころ修理に来ていただき午後7時までかかって一応直していきました。
来ていただいてまずは4つあるヒューズのチェックをしました。その内の2つが切れていました。ほとんどこれが原因だと思われますが、ヒューズを入れ替えても動きません。切れた原因は僕は上のパネルを外したときの振動かと思っていますが、振動では切れることはなく、負荷がかかっての過電流が原因といいますが、ミキサーを動かしていての故障ではないので、僕としたら全く納得行かないのです。ちゃんと電気が来ているのかとチェッカーを使って少しずつ見ていきます。本体スイッチまでチェックしていたときに急に動き始めました。三幸さんは「動いちゃったー」と残念そうです。「原因がわかって直して動くのならいいけれど、判らずに動いちゃっても帰れないなぁ」と顔を曇らせました。それから1,2時間は配線板とにらめっこしていました。スイッチをいじっていての反応だったので、スイッチが一番怪しいということで、緊急ストップスイッチの取替とカバースイッチの反応位置の移動をしてくれました。
結局は原因は判らずで1週間の間で同じこしょうということも出てくるかもしれないということで、怪しい補助スイッチのバイパススイッチを取り付けて「1週間動かして何もなかったらこのバイパススイッチは取り外してください」と言い残し帰られました。
請求書は何も起こらなかったらということで作業確認書だけ僕のサインを入れて控えを置いていきました。
今はもうこのミキサーを取り扱ってはいないそうです。その一番の理由はイタリアのメーカーに問い合わせをしても向こうが長期休みに入ってしまうとどうにも成らなくなってしまったり、注文した物でない部品が送られてきたりとトラブルが多く、やってられないとのことでした。この機械がまた日本に輸入され売られることはないようですね。正直15年以上、一部は20年もグリスを注入しなくても壊れずに動いているこの機械は相当に性能が良いと思っている店長です。後はしっかり自分で出来るメンテナンスはしてあげて100年くらいは使ってあげたいものです。
  


Posted by きんぴら農園長1 at 17:50Comments(0)機械